塚田僚一推しが塚リカちゃんに出会った話
A.B.C-Zというグループをご存知だろうか。
A.B.C-ZはAcrobat Boys Clubの意味で、2012年にジャニーズ初のDVDデビューを果たしたその名の通りアクロバットが得意な五人組である。メンバーは大型犬み溢れるメインボーカル最年少センター橋本良亮、独特の世界観を展開するビジュアル担当奇行子戸塚祥太、おしゃべり担当で先輩のモノマネも得意な静止画の帝王河合郁人、長年坂本昌行が保持していた最年長デビュー記録を塗り替えた振り付けもできるアイドル五関晃一、アウトなジャニーズ金髪(最近シルバーにしちゃった)筋肉塚ちゃんこと塚田僚一。*1
先日A.B.C-Zに再燃してからというもの、わたしはDVDを購入したり*2ラジオを聴いたりなどしてせっせと薪をくべているのだが、久しぶりに見てもやはりど天然でまっすぐな塚田僚一を見るのには勇気と体力が要る。そしてある程度覚悟を決めて臨んでも、彼はそれを軽々と超えてくる。
2014年のLegendコンサート視聴中、中盤の塚田僚一ソロコーナーでの出来事である。
会場のメインスクリーンに塚田僚一直筆の手紙が流れる。そこには、今までのソロコーナーは敵に追われたり追いかけたり戦ってばかりだったこと、今回は僕自身を見てほしいということなどが書かれていた。
手紙の朗読が終わりステージに出てきたのは、ふわふわサラサラの生地でできたひまわりモチーフの可愛らしいスカートを履く塚田僚一。…ではなく、塚リカちゃんというらしい。
前情報を何も入れていなかったわたしは思わずひっくり返った。嘘でも大げさでもなく「ドッヒャー!」と1人叫んだ。
自分自身を見て欲しくてソロコーナーについて色々考えた結果、行き着いたのが"女子アイドル・塚リカちゃん"というのはあまりにぶっ飛んでいるのではないか。
\何考えているかわからない!/
曲中のジュニアの合いの手がその通りすぎて大きく頷いてしまった。
数年前どハマりしていた時からそうだったが、塚ちゃんの行動言動は本当に予測できない。未知との遭遇をした時、体力はゴリゴリと削られるものだ。それが塚ちゃんの魅力だと分かっていても、ゴリゴリ削られる。
今回も、リカちゃんが登場した時点でわたしは瀕死状態だった。うーん頭が追いつかない。
塚田僚一を一度に大量摂取すると死ぬ、用法用量を守ってね☆…昔の自分の声がどこかから聞こえてくる。もう手遅れだけど。
案の定、ゴリゴリに削られた。しかし、見終わるとまたすぐ見たくなってしまうのが塚ちゃんの恐ろしいポイントだ。麻薬か。疲れた…意味がわからない…と言いながら、わたしの親指は再生ボタンを押そうとしている。
男らしさ溢れる脇や自慢の筋肉の主張が激しすぎる見た目に加え、キレキレのダンスや豪快なアクロバットも惜しげも無く披露するもんだから、決して華奢でかわいいジャパニーズアイドル…という感じはしないのに、見れば見るほどかわいい気がしてくる。。。
いや、かわいいのだ。ちょこちょこと動いてみたり、困ると髪をクシャクシャと触ってみたり、語尾や感嘆詞も女の子仕様だったり。見てるこちらが少し心配になるほど、塚リカちゃんの所作は完璧にアイドルのそれだ*3。さらに少〜〜〜し不安定で伸び代抜群!な歌唱もアイドルそのものという感じがしてきてしまう始末。「えっ超アイドルじゃん」と思ったが最後、もう一周した頃にはすっかり塚リカ推しが出来上がっている。
この塚リカちゃん、どこまでが計算でどこからが天然?考えるだけで恐ろしい。恐ろしい子だ。
どうなのかな?地球!
数日経って5周年アニバコンを視聴していた時だった。わたしは、塚田僚一センター曲のSummer上々‼︎ (歌割りも多くてとにかくかわいい、おススメ。)にひたすら感動して5回くらいリピートをかけていた。
いい加減進まないと夜が明ける…と思いSummer上々‼︎とお別れをしたその直後。メインステージのスクリーンに塚リカちゃんが映ったではないか。
また出るのか!わたしは思わず叫んだ。
バク転をしながらハワイから横アリまでやってきて(彼女の最速の移動手段はバク転なのか??)始まった塚リカちゃんのステージ。メンバーも巻き込み前回以上に贅沢でカオスな内容なのだが、コーナーの基となる塚リカちゃんのソロ曲・アツあつ⁉︎夏フェス☆‼︎*4の作詞作曲はなんとあの前山田健一さんではないか。
ももクロ、エビ中、ベビレ、アンジュルム…一癖も二癖もあるアイドル曲を数多く手がけるあの前山田氏が、塚リカちゃんに曲を書いてくれた…?!天才×奇才、なるほどハチャメチャな珍曲(褒めてる)になるわけだ。
そしてさらに驚いたのはリカちゃんのポールダンスパート。これがまたどエロい。5秒前まで見ていたはずの元気元気!なプロテインイエロー塚リカちゃんは一体どこへ行ってしまったのかと思うほど、アダルトでセクシーなお姉さんがポールダンスをしていた。塚リカちゃん…というか、塚田僚一のポテンシャルが高すぎて怖い。またDVDが買いたくなってしまうじゃないか。そして今度のコンサートは何をするのだろう。
塚田僚一を見るのには勇気と体力が要る。が、こんなに様々な事を思いつく塚ちゃんを「体力がないから…」という理由で見ないままというのは勿体なさすぎる。本編のはしゃぎ回る姿と、特典ドキュメントに収録されたまじめにコンサートに向き合う姿の両方を見ているとそんな気がしてくる。
そしていつかわたしも塚リカちゃんをこの目で見たい…かわいいー!と叫びたい…逞しい見た目に圧倒されつつかわいい仕草にキュンとしたい……そうして会場でコールしたい…!
リカちゃんリカちゃんリーーカちゃん!
君はわたしのアミノ酸!
*1:これはわたしの数年前の認識と主観によるもの。
*2:ほぼほぼ懐かしのジュニアの話しかしていない懐古オタのえびDVD感想は1つ前の記事 https://sasasa-mi.hatenablog.com/entry/2019/02/15/A.B.C-Z%E3%81%AB%E5%86%8D%E7%87%83%E3%81%97%E3%81%8B%E3%81%912014%E5%B9%B4%E3%82%B3%E3%83%B3%E3%82%B5%E3%83%BC%E3%83%88DVD%E3%82%92%E8%B2%B7%E3%81%86%E3%82%82%E3%80%81%E8%84%B1%E7%B7%9A%E3%81%97
*3:彼はたしかにアイドル好きを公言していた(しかもハロプロ!)けど、まさかこんな形でアイドル好きが活かされるとは
*4:アツあつ⁉︎夏フェス☆‼︎歌詞 http://j-lyric.net/artist/a05b85c/l040f0d.html